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  • 君は、燃える -『炎上する君』 西加奈子

     06, 2016 00:47
     西加奈子さんの短編、『炎上する君』を紹介します。西加奈子さんと言えば、このブログの一番最初に紹介した本が西さんの『ふくわらい』でした。とてもパワフルで、エネルギッシュな文章を書かれる作家さんです。短編集を読むのは初めてでしたが、短編になっても話が小さくまとまらないところはさすがだと思いました。

    炎上する君 (角川文庫)
    西 加奈子
    角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-11-22)
    売り上げランキング: 96,105



     短編になって小さくまとまるどころか、短編という小さな世界で西さんのダイナミックさがより生かされているように感じました。表題作がまさにそうですが、タイトルからしてすさまじいインパクトとよい意味での「破壊力」がありますね。目次にいきなり胸を躍らせ、期待を膨らませながらページを開きました。



    内容紹介



    ブックレビューリトル

    は太陽の上で炎上し、私のお尻は愛される・・・!?
    血沸き肉躍る、西加奈子さんが放つパワフルな短編集―

    愛すること、悲しむこと、生きること。そんなテーマが、包み込むように大きく、そして優しく描かれる短編集。

    西加奈子さんの持ち味である力強さや大胆さはもちろんですが、この短編集では「繊細さ」もまた堪能することができます。

    火山から湧き出るマグマのような文章が心を襲います。エネルギーに飢えている人におすすめです。

    ブックレビュー with「ブクログ」



     ブックレビューコミュニティ「ブクログ」に投稿した私の感想です。クリック先にあるブクログのページでは、他の方が書かれた感想も読むことができます。

    著者 : 西加奈子
    角川書店(角川グループパブリッシング)
    発売日 : 2010-04-29
     ダイナミックでパワフル。野性的、動物的で血がたぎるよう。やはり西加奈子さんの作品は大好きです。

     表題作の「炎上する君」がまさにそうですが、タイトルからしてとてもパワフルですね。「太陽の上」「空を待つ」「私のお尻」…目次がもうすでに躍動していて、読み始める前から高揚感を覚えました。そして、各短編はそれぞれがタイトルに負けない「濃い」一編となっています。

     ぶつ切りや印象的な読点の打ち方、効果的な繰り返しなど、かなり癖のある文章が何だか癖になります。とにかく力強い。それでいて、今作は西さんの繊細さも感じさせる短編も詰め込まれていました。西さんのような作風の方が作中でふっと繊細な一面を見せると、いつも以上にその繊細さが心に染みわたってくるような気がしました。

     最後の短編、「ある風船の落下」に代表されますが、裸で叫ぶようなダイナミックな愛の表現がどうしようもなく好きです。人間の根源の部分に帰っていくようで、読みながらこちらまでムズムズしてしまうのです。劇的な幕切れを読み終え、大きな声で叫び出したくなりました。


    ブログ+コンテンツ



     このブログ、「最果ての図書館」では、「ブクログ」の感想に加えて、ブログだけのオリジナルコンテンツを追加で掲載します。作中からの引用コーナー、キーワードの紹介コーナーなど、毎回さまざまなコンテンツをお届けします。今回は作中から印象的な言葉を引用する「コトノオト」のコーナーです。

    コトノオト

    何ものにも感動できない、いわば生きることへの不感症なのではないか、とおのれを呪った。もっと、血が滾るようなこと、これがあれば死んでもいい、と思うようなこと、それを探していた。銭湯以外に。



     表題作、「炎上する君」からのフレーズです。西加奈子さんの作品はダイナミックだと書いてきましたが、そのダイナミックさを象徴しているような一節だと思い、引用させていただきました。

     「血が滾るようなこと」「これがあれば死んでもいい、と思うようなこと」・・・これらはたぶん、西さんが自分の作品においてテーマにされていることの1つなのではないか、と私は想像しました。登場人物を眺めていると、貪欲に、自分の欲求に正直に、そして大胆に前進している人物がとても多いのです。そして皆、これがあれば死んでもいい、と思うような強い「芯」を持っている。それが読者を惹きつけるのではないかと思います。

     作品のテーマの1つに「愛」がありますが、西加奈子さんの描く「愛」は本当に読んでいて気持ちがよいのです。それも、愛という欲望を正面から見つめ、登場人物に叫ばせているからだと思います。

     野生に帰るような、あるいは何か大切なことを思い出させてくれるような・・・。西加奈子さんの『炎上する君』、ぜひ手に取ってみてください!



    オワリ

    『ふくわらい』西加奈子さん


     このブログの最初に紹介した記念すべき1冊です。最後の場面は既成概念をすべて打ち砕くようで本当にダイナミック。西加奈子、ここに極まれり、という感じでした。

    『円卓』 西加奈子さん

     事あるごとに「うるさいぼけ」とガンを飛ばす主人公。次々と奇行に走る姿についていくのが大変ですが、この主人公もまた、欲望に正直な魅力的な人物です。
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    小説, 西加奈子,



    •   06, 2016 00:47
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