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  • 2014年年間ランキングトップ20 2

     14, 2015 23:11
     2014年年間ランキング、第2回の今日は第15位から第11位までをご紹介します。2014年に話題になったあの1冊もランクインしております。ではさっそく、第15位から発表していきましょう!
    ※本のコメントは読書記録サイト「読書メーター」に私が投稿したコメントの転載となっております。

    2014年年間ランキング

    15位 龍神の雨 道尾秀介



    「どこまで行けば、自分は最悪にたどり着けるのだろう」 今日の天気は雨。鉛のような空が広がっています。そんな中でこの作品を読んでいると、冷たい感情が心に染み込んでくる感じがしました。素直にストーリーを追っていると、終盤から怒涛の展開。まさに「倍返し」を食らわされました。血の繋がっていない家族でも信じるべきだというセリフが最後にありましたが、難しいことだと思います。血の繋がりでしか越えられない壁もあるのではないのかな、と思います。2組のきょうだいは強く生きてほしいです。「止まない雨はない」などと呟きつつ・・。

    14位  天地明察 冲方丁


    「星が、私に命を与えてくれるんだ」 世間の評判に違わぬ、素晴らしい作品でした。全ては絵馬に記された関孝和の回答から始まります。夢中になって、周りが見えなくなるような感動と好奇心。そんな春海の様子を、躍動感たっぷりに描く序盤は圧巻です。  大作は中盤でだれるものも多いのですが、この作品はそんな中盤も文句なし。波乱万丈で起伏に富んだストーリーが息つく間もなく続きます。  天という巨大な存在に、圧倒されつつも挑み続けた春海と、彼を支え続けた人々。最後に天を制した春海。まさにあっぱれの「明察」でした。

    13位 忘れられた日本人 宮本常一


    わずか5ページの短篇ですが、「子供をさがす」が印象に残っています。「だれに命令せられると言うことでなしに、ひとりひとりの行動におのずから統一ができている(103ページ)」村社会の様子を感じ取ることができます。ライフヒストリー的手法で描かれる人々の「生き様」も魅力的ですね。「自分だけは自分の納得できる生き方をしたい」の部分を読んでいろいろと考えさせられました。現代という時代の大きな流れに去勢されて生きる私たち一人一人に、果たしてこれほどの生き様があるのだろうか・・・忘れてはいけない日本人の姿だと思います。

    12位 理由 宮部みゆき


    一体いくつの家族が登場したでしょう。それぞれの家族の姿を、ざるからこぼれる一滴も逃さないとばかり綿密にそして丹念に描いていきます。人を人として存在させているのは「過去」つまり血のつながりなのだ、そういった記述がありました。その血のつながりを持たなかった「家族」が、高層マンションの一室で文字通りの「空中分解」を遂げ、家族を全否定し、自由を求めた人間がその部屋から「堕ちて」いく・・・事件の全貌が見えた時、背筋が凍ります。宮部さんは、「ページをめくらせる力」がすごいのです。小説の領域を超えた小説かもしれません。

    11位 地方消滅 増田寛也



    若年女性が2040年までに半減する「消滅可能性都市」が全体の約半数、というデータが示されます。私の地元はここに含まれていませんでしたが、減少率は40%後半・・・。来年から小学校の統廃合・再編が始まるなど、「消滅」への足音をひしひしと感じています。地方に雇用がなく、「人口のブラックホール」である東京に一極集中が進む状況に危機感を覚えます。地方中枢都市を最後の砦にするという主張は大変現実的で、数十年後にそういった状況になるのだと思います。「人に伝えなければ」久しぶりにそう思った一冊です。

     ということで、第15位から第11位までをご紹介しました。第11位にランクインしたのは増田寛也さんの「地方消滅」。昨年発売された話題の1冊です。この本については、後日「ブックレビュー」で詳しく紹介したいと思います。そして、次回はいよいよトップ10!自信をもってお勧めする名作揃いです。こちらもどうぞお楽しみに。
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    •   14, 2015 23:11
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