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  • 相棒が死んだ日

     19, 2015 21:24
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     昨日はドラマ「相棒」の最終回でした。成宮寛貴さん演じる刑事、カイトこと甲斐亨くんが卒業する回です。衝撃の真実が明らかになる、と大々的に宣伝したこともあり、視聴率は20%を超え大きく注目されました。

     私も「相棒」は大好きなシリーズです。このブログで主人公の右京さんのことを取り上げたこともあります。どんな形であれ、カイトくんの卒業をしっかり見届けようと、昨日はテレビの前で気合を入れていました。

     ・・・ひどかったです。もうすぐ放送から1日たとうとしているのですが、全く立ち直れません。今日ブログに書こうと思っていたことが、全部吹き飛んでしましました。放送を見てから相棒のことしか考えられないくらいの重症です。今日は本の紹介と関係ないのですが、この「相棒」の最終回について書きたいと思います。

    ※ かなり荒れると思われます。ご了承ください。
    ※ 重要なネタバレを含みます。ネタバレされたくない方はここでお引上げください。




    事な我が家に放火したようなものです

     土曜ワイド劇場時代、2000年から始まった「相棒」シリーズ。連続ドラマは13シリーズが制作されている、長い長い歴史をもったドラマです。

     昨日は、今まで築き上げてきたドラマの歴史を根底から否定するような結末でした。自分の家に火を放つようなものだと思います。燃え上がった家は随分注目を集めたようですが、失ったものはあまりにも大きすぎます。

     大好きだったドラマが燃えつきていく様子を目の前で見せられた衝撃は半端なものではありませんでした。まずは結末にショックを受け、その次にこの話が放送されたことにショックを受けました。役者さんやスタッフさん、プロデューサー、多くの人が関わっていて、このドラマにGOサインが出てしまったこと。それが信じられなかったです。

    カイト君は2年の約束で相棒として入ったのですが、制作サイドも僕も、どうしても1年延長して欲しいとの思いを申し入れたところ、快く受けてくれました。カイト君と事務所の皆様に感謝です。お陰で素晴らしいシーズンになりました。さぁ!有終の美を飾るべくふたりで最後の事件に向かいましょう。


     最終回を前にした、主演の水谷豊さんのコメントです。最終回を見た方は分かると思うのですが、最終回の内容を考えるとにわかには信じられないコメント・・・。大好きなドラマだったけど、それは私が勝手に見ていた幻だったのかな、とだいぶ落ち込みました。

     まさかのカイトくん犯人オチ。しかも、今回の話で犯罪を犯してしまったのではなく、おととしから放送されていたシーズン12・そしてこのシーズン13の間、カイトくんが特命係に所属しながら密かに犯罪を繰り返していたという最大級の衝撃でした。

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    ーマは良かったのに

     脚本に粗が多く、かなり非難されていますが、そこの追及は他の人に任せることにします。たしかに脚本はひどかったのですが、右京さんの絶対的な正義に感化された相棒が暴走してしまうというのはよいテーマだったと私は思います。

     法の下での罰を追及して、いかなる時もぶれない右京さん。一緒にいる相棒がそんな右京さんの姿を見て追いつめられていく・・・というのはとてもリアリティーをもった設定です。正義が問われる場面で、やむにやまれず越えてはいけない線を越えてしまった・・・そんな展開なら相棒一の傑作になったかもしれません。

     でも、カイトくんの犯罪は全く同情のできるものではありませんでした。個人的に許せなかったのは「子供のことを考えていない」ことです。裏で犯罪を犯しながら子供ができたことを喜び、「犯罪者の子供」になることを分かっていながら、さらに犯行を重ねた・・・と。その挙句に、犯罪を犯した理由は「分からない」・・・と。かばいようがありません。

    「君が悔いるべきは、そこじゃないだろ!!」


     犯罪を犯したことではなく、ぼろを出したことを後悔したカイトくんに対し、右京さんが激昂しました。普段は冷静沈着でめったに感情を表に出さない人ですから、この言葉の重みは格別です。自分の存在が、カイトくんを間違った道に進ませる「劇薬」になった・・・そんなことを指摘された右京さんは何を思ったでしょうか。2年間隣に犯罪者がいた、という真実。後悔の場所を間違えているとカイトくんを糾弾しながら、右京さんのやりきれない思いがのぞきます。

    「自分に愛想を尽かしています」


     これも響く言葉でした。そして、右京さんがカイトくんに「待っています」と言ったことは最大の驚きです。犯罪者は完膚なきまで打ちのめす人ですから、たとえ相棒であっても、右京さんは容赦なく突き放すのではないかと思っていました。裏切られてなお「待っています」・・・。右京さんが初めて自分で呼んだ相棒がカイトくんです。呼んだ理由は今まで深く説明されてこなかったのですが、その理由はこの一言に凝縮されているのかもしれません。

     あまりにもひどい最終回でしたから、もう続編は作らずこれで終わりにしろ、という意見をたくさん見ました。でも、私は続編を見たいです。自分の見込んだ人間に裏切られた右京さんの心情にもっと食い込んでほしいです。鬼のように冷血になり、人に心を閉ざした右京さんの姿を描いてほしい・・・

     とは言いますが、それは無理なのかもしれません。なにしろ、「相棒ワールド」は火を放たれて焼け野原になってしまいましたから。昨日の話を放送してしまった時点で、もう相棒に期待できることはないのかな・・・と。続編を見たい、という言葉と思いきり矛盾しますが、今の体制で作られる相棒はもう見たくないです。裏切りに耐えられるほど私はメンタルが強くありません。

     ブログのタイトルを「相棒が死んだ日」にしました。カイトくんは死んでいませんが、死ぬよりもひどい結末です。もう「相棒」はNGワードです。大好きだったのになぁ・・・。この記事は、「相棒」の墓に供える線香にしようと思います。

    追記

     ここから先は私の勝手な解釈なのですが、カイトくんが相棒になってからのオープニング映像が、カイトくん闇堕ちを暗示しているような気がしてならないのです。



     特にカイトくんが犯行に走ったと思われるシーズン12・13にそんな感じがします。12では暗黒面でカイトくんが苦悩の表情を浮かべる場面があります。また、13でも濃い霧の中でカイトくんが不気味な表情を浮かべます。

     「相棒」というよりも、別々の道を歩む二人、という印象を受けるのです。11から12、13とそれが加速しているような・・・。13で濃い霧の中二人歩を進める最後の部分は、互いの思う「正義」に突き進んでいく二人の決定的な断裂を表しているのではないでしょうか。

     もちろん、あとづけと言われればそれまでです。今回のエピソードが取ってつけられたものなら、私の仮説は大外れになってしまいます。真相はどうなのでしょうね。



    こちらもどうぞ

     杉下右京×ラスコーリニコフ 「罪と罰」の対決(3回シリーズ)
     この記事も削除したい気分です、ほんとに。

     今日は荒れまくってすみませんでした。
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